検査機器について Testing Equipment
MRI
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SmartPath to dStream 3.0T
摂南総合病院では最新機器であるPhilips社のSmartPath to dStream 3.0TをMRIに導入しています。従来のMRI装置に比べ、フルデジタル化により信号ノイズ比が最大40%向上し、画質が向上し、検査スピードが速まりました。またラジオ波の不均一を解消するマルチトランスミッション技術により、信号ムラを抑制し、腹部や骨盤、また乳腺領域の画質も飛躍的に向上しました。検査空間もコイルを内蔵することにより広くなり、体格の大きな患者様、狭いところが苦手な患者様でもゆとりをもって検査を受けていただくことができます。
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MRI:SmartPath to dStream for 3.0T(PHILIPS)
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より精度の高い検査をこれまで以上に快適に
高品質なMRIでは、より精度が高く患者様の負担が少ない検査が可能となります。高画質な画像により病気の早期発見が可能で、撮影時間が短縮されることで不快感が軽減されます。また静音設計で検査中のストレスが少なく、オープンボア設計により閉所恐怖症の方もリラックスできます。迅速な画像解析で結果提供が早く、多様な診断モードにより広範な疾患に対応可能です。放射線被曝の心配もなく、安全で信頼性の高い検査を実現します。
CT
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Revolution EVO 64列(GE)
CTはX線を利用して体内の断面画像を作成する医療画像診断技術です。CTスキャナーはX線発生装置と検出器がリング状に配置され、患者様の周囲を回転しながら複数の角度からX線を照射し、このデータをコンピュータで処理し、体内の断面画像を生成します。
高解像度の断面画像は、骨、血管、内臓の詳細な構造を確認し、取得した断面画像と組み合わせて3D画像を作成することで手術計画や治療の評価に役立ちます。スキャンも短時間で終了するため、急性の病状や外傷に迅速に対応できます。頭部、胸部、腹部、骨などさまざまな部位の診断に利用され、腫瘍、骨折、血管異常などの検出に有効です。
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短時間で安心・安全な検査を
CT検査は患者に多くのメリットを提供します。まず、CTは高解像度で詳細な断面画像を提供し、内臓や骨、血管などの構造を明瞭に描出します。これにより、腫瘍、血栓、骨折などの異常を迅速に発見でき、早期の診断と治療が可能になります。また、CTスキャンは短時間で終了するため、患者の負担が少なく、急性の症状や外傷に対して迅速に対応できます。さらに、3D画像の生成が可能なため、複雑な病態の理解や手術計画に役立ちます。CT検査は非侵襲的であり、痛みを伴わずに詳細な情報が得られるため、患者にとって安全で安心な診断方法です。適切な治療方針を迅速に決定するために、CT検査の利用は非常に有効です。
マンモグラフィ
当てはまる人はぜひ検査を
- 家族に乳がんの方がいる
(乳がん患者の10~30%) - ピルを使用している
- 出産 授乳の経験がない
- 不妊治療を受けたことがある
- 30歳以上で未婚
- ピルを服用している、またはしていた
乳がんの発生には女性ホルモン(エストロゲン)が原因とされています。上記の項目に該当される方はエストロゲンに長期間さらされていると考えられます。
40歳以上の方は自治体での乳がん検診を受けることが可能ですが、40歳未満で上記の項目に該当する方や、乳がんが心配な方は自己負担になります。
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デジタル式乳房用X線診断装置 FDR MS-3500
摂南総合病院ではFUJIFILMのジタル式乳房用X線診断装置 FDR MS-3500「AMULET Innovality(アミュレットイノバリティ)」を導入しています。マンモグラフィとは、乳房専用のX線装置を使って乳房を圧迫し、薄く伸ばした状態で撮影する乳房X線検査です。乳房内の組織の差を写し出すことで、触れることができない小さな病変や石灰化病変(白い点)を検出することができます。早期乳がんや乳がん以外の病変の発見に非常に有効で、画像に写ったしこりや石灰化の特徴から良性・悪性を診断することができます。
AMULET Innovalityでは低線量化を実現し、また画像解析技術を搭載したi-AECの併用で乳房ごとの適切な線量を実現しました。マンモグラフィ撮影~BIOPSY~トモシンセシス~ステレオマンモグラフィとあらゆる検査が最適なワークフローで提供できるマンモグラフィシステムで質の高い検査と診断画像を提供します。