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リハビリテーション科
> 回復期リハビリテーションについて
病気や怪我で手術や処置が行われ、生命の危機状態から脱して症状が安定に向かっている時期が回復期です。手術や処置が主体に行なわれる急性期におけるリハビリテーションは二次合併症の予防や機能維持を目的とする補助的なものですが、回復期には、疾患や怪我によって生じた機能障害に応じた専門的な内容のリハビリテーションが実施されます。そういった専門的なリハビリテーションを多くの専門職によるチームで実践する場が、回復期リハビリテーション病棟です。
当院ではイタリアより最新のリハビリテーションである認知運動療法を導入して、麻痺や運動機能の回復を重視したリハビリテーションを実践しています。そして回復期リハビリテーション病棟においては、得られた機能回復を生かし無理なく日常生活動作や歩行を獲得できるように医師、療法士、看護師が連携して身体の使い方を指導します.代償動作を伴うような無理な日常生活動作訓練は行っていません。また退院前訪問指導を積極的に行い,さらに併設の老人保健施設,訪問看護ステーション,および訪問リハビリテーション部門のスタッフと協力して,在宅準備や退院後の生活を支援します。なお、当院は併設の老人保健施設および訪問リハビリテーション部門でも認知運動療法を実践しており、急性期から在宅まで一貫して認知運動療法による最新のリハビリテーションを受けられる体制を確立しています。